※本記事には一般的な情報と外部リンク(#PRを含む場合あり)が含まれます。購入・受診などの最終判断はご自身で行ってください。
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老眼(ろうがん/老視)は、手元にピントを合わせる力が弱くなることで、近くが見えにくくなる状態です。 まずは家でできる3分セルフチェックで、あなたの読みやすい距離(目安30〜40cm)を把握しましょう。 記事の最後にセルフチェック印刷用PDFも用意しました。 メモして眼科や眼鏡店に持参できます。
先にダウンロード:印刷用PDF(A4・1ページ)
目次
1. 結論(まず知っておきたいこと)
- チェック数:下のチェックで2つ以上当てはまるなら、老眼のサインの可能性があります。
- 読み距離:自然な姿勢で30〜40cmが読みやすいのが一般的。まずはあなたのベスト距離を測定しましょう。
- 次の一歩:距離が分かったら、生活に合わせてメガネ設計やスマホ設定を調整すると負担が減ります。
- 設計の考え方:老眼鏡・PCメガネの選び方
- 即効ワザ:スマホ設定で“即ラク”
- 受診の目安:片目だけ急に見えにくい/黒い影・光が走る/強い頭痛やめまいなどがあるときは眼科へ。
2. セルフチェックのやり方(読み距離テスト+チェックリスト)
2-1) 読み距離テスト(2分)
- 姿勢:背筋を軽く伸ばし、腕を自然に曲げます。
- 距離:本やスマホを30〜40cmに持ちます(前腕1本分程度が目安)。
- 読む:小さめの本文(新聞やこのページ)を声に出さず読みます。
- 調整:近づけたり離したりして、最も楽に読める位置を探します。
- 計測:メジャーで目から文字までの距離を測り、cmでメモ。
- 比較:夕方や暗めの部屋でも試し、日中との違いを確認します。
距離メモ例:読書35cm/スマホ33cm/PC60cm
ポイント:PCは画面の中心までの距離を基準に考えます。
2-2) チェックリスト(当てはまるものに✓)
合計0個です
→ 2つ以上で老眼のサインの可能性。読み距離をもとに、度数や表示の大きさを見直しましょう。
2-3) 期待できること(セルフチェックのメリット)
- 自分のベスト距離が分かり、度数選びの失敗が減ります。
- 用途(読書・PC・家事)に合わせたレンズ選びがしやすくなります。
- スマホ・PCの設定(文字サイズ・太字・コントラスト・ダークモード)をピンポイントで調整できます。

2-4) 目が敏感/ドライアイの方へ
- 長時間の作業は20-20-20ルール(20分ごとに20フィート先を20秒見る)を実践。
- 乾燥しやすい人はまばたきを意識。必要に応じて人工涙液を使用。
- まぶしさに弱い場合は、反射防止コートやダークモードが有効です。
2-5) 使い方の目安(頻度と始め方)
- 頻度:最初の1週間は毎日1回。その後は月1回ほどで変化をチェック。
- 順番:まず読書距離→次にPC距離。
- 記録:印刷用PDFに日付と距離を記入。メガネ作成や調整の参考になります。
2-6) 併用のコツ(相性)
- スマホ/PC:文字サイズ↑・太字・拡大・ダークモードは相性◎。
- メガネ:中近レンズ+近用単焦点の組み合わせは、PC中心の人に合いやすいです。
- 目がつらい日は、無理に調整せず別日に。
3. 注意点・Q&A・参考
注意点(必ず読んでください)
- 片目だけ急に見えにくい/黒い影が見える・光が走るなどは、すぐ眼科へ。
- 強い頭痛・吐き気・めまいがあるときは、無理をせず休んで眼科へ。
- 運転の前には、必ず見え方を安全な場所で確認。少しでも不安があれば運転を控えてください。
よくある質問(Q&A)

Q1. セルフチェックだけでメガネの度数を決められますか?
A. 目安にはなりますが、最終決定は専門の検査が安全です。セルフチェックは主な作業距離のメモとして活用しましょう。
Q2. 読書とPCで距離が違います。どちらを優先?
A. 使用時間が長いほうを優先します。もう一方は別の度数や2本使いも検討しましょう。
Q3. ブルーライトカットは必要?
A. まぶしさが減って楽になる人がいます。色を正確に見る作業では向かないこともあるので、用途で使い分けましょう。
まとめ(チェックポイント)
- チェック2つ以上 → 老眼のサインの可能性。
- 最適な読み距離をcmで記録。
- メガネ設計とスマホ設定を距離に合わせて調整。
- 気になる症状(片目の急な見えにくさ等)はすぐ眼科へ。
- PDFを印刷して持参メモとして活用。
参考文献
- 厚生労働省:情報機器作業における労働衛生管理のためのガイドライン(作業環境・休憩)
https://www.mhlw.go.jp/content/000580827.pdf - 日本眼科医会:40代で始まる目の老化
https://www.gankaikai.or.jp/health/37/ - 日本眼科学会:老視(老眼)
https://www.nichigan.or.jp/public/disease/name.html?pdid=36 - American Academy of Ophthalmology(AAO):Digital Devices and Your Eyes
https://www.aao.org/eye-health/tips-prevention/digital-devices-your-eyes - American Optometric Association(AOA):Computer Vision Syndrome(Digital Eye Strain)
https://www.aoa.org/healthy-eyes/eye-and-vision-conditions/computer-vision-syndrome
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免責事項:本記事は一般的な情報を分かりやすくまとめたものです。医療行為や個別の診断の代わりにはなりません。見え方や体調に不安がある場合は眼科などの専門家にご相談ください。外部リンクの最新性・正確性は各サイトに準じます。