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夜にたくさん食べると、寝つきが悪い・朝が重いと感じることがあります。理由のひとつは、夕食の時間と量が体に合っていないためです。合言葉は 「早めに、軽めに」。これだけで寝つきや夜間の目覚め、朝のコンディションが整いやすくなります。本記事では、いつ・どれくらい食べるか、作りやすいメニュー例、そして遅い時間になった日の対処法を解説します。
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目次
1. 結論(時間と量のゴール)
- 時間:就寝3時間前までに食べ終えるのが目安。むずかしい場合も2時間前は確保します。
- 量:一日の総エネルギーの3〜4割に抑える。脂質の多い料理(揚げ物・こってり肉)は昼に回すと楽です。
- 中身:たんぱく質+野菜+主食は少量。食物繊維と発酵食品は少し。
- 飲み物:カフェインは就寝6〜8時間前まで。アルコールは少量でも睡眠の質を下げるため、控える/早めに切り上げるが基本です。
- 就寝前20分は“整える時間”:スマホは夜間モード+明るさ50%以下、照明は電球色×暗め(→ 就寝前20分の整え方)。
ミニ早見表
就寝までの残り時間 | 推奨ボリューム | 主菜 | 主食 | 副菜 | 飲み物 |
---|---|---|---|---|---|
3〜4時間 | 普通〜やや軽め | 魚・鶏・大豆 | ごはん小/全粒パン少量 | 温野菜/サラダ | 水/麦茶 |
2時間 | 軽め | 豆腐/白身魚/鶏むね | おかゆ/少量の麺 | 具だくさん味噌汁 | 水 |
1時間 | 夜食のみ※ | ヨーグルト/豆腐/卵スープ | クラッカー/バナナ半分 | なし〜少量 | 白湯 |
※どうしてもお腹がすいて眠れない時だけ。200kcal前後で消化のよいものにします。
2. 成分の概要(何を“軽め”にする?)
脂質は消化に時間がかかるため、就寝前のとりすぎは胸やけ・逆流感・浅い睡眠の原因になります。食物繊維(野菜・海藻・きのこ)や発酵食品(味噌・ヨーグルト)は、少量入れると翌朝のすっきりにつながります。たんぱく質は魚・鶏・大豆など脂の少ない物から手のひら1枚の半分程度を目安に。主食は少なめにして、血糖の急な上下を避けます。

3. 期待できるポイント(良い変化)
- 寝つきが早くなる、夜中に目が覚めにくくなる。
- 朝の胃もたれ・むくみが減る。
- 肌のくすみ・テカりが落ち着き、メイクのりが良くなる。
- 体内時計が安定し、朝の空腹感が自然に戻りやすい。

4. メニュー例(作りやすい/遅い日もOK)
4-1) 定時に食べられる日(就寝3時間前まで)
- 主菜:鮭の塩焼き/鶏むねソテー/冷ややっこ+納豆
- 主食:ごはん小盛り/雑穀少量/全粒粉パン1/2枚
- 副菜:ほうれん草の胡麻和え/野菜たっぷり味噌汁/トマトサラダ
- デザート:カットフルーツ少量/プレーンヨーグルト

4-2) 間に合わない日(就寝2時間前)
- 主菜:白身魚の蒸し焼き/豆腐の卵とじ
- 主食:おかゆ/少量のうどん(ねぎ・わかめ)
- 副菜:具だくさん味噌汁/温野菜
- ポイント:揚げ物・濃い味は避け、よく噛んでゆっくり食べる。

4-3) さらに遅い・夜食になる(就寝1時間前)
- 候補:バナナ1/2+ヨーグルト/温かい豆乳/卵スープ少量/クラッカー2〜3枚
- 避けたいもの:揚げ物、こってりラーメン、アイスや菓子パン、強い香辛料
- ひと工夫:食後はスマホを見続けない。白湯でしめて、歯みがき→就寝ルーティンへ。

この中から一つ、または二つほど
5. 胃腸が弱い人のコツ
- 脂を控えた調理(蒸す・煮る・焼く)。
- 香辛料・酸味は控えめに。
- 乳製品が合わない人は、豆乳ヨーグルト/豆腐に置き換え。
- 味は薄め、水分はこまめに。
- お酒は控える。飲むなら早い時間に少量で終了。
6. 続け方の目安(頻度・量・始め方)
- 頻度:まずは平日5日間だけ実験。「3時間前まで・軽め」を行い、体の変化をメモします。
- 量:一皿の7割でストップ。満腹まで食べない。
- 始め方:
- 就寝時刻を決める
- 逆算して夕食時刻を設定し、スマホにアラームを登録
- 冷蔵庫に“遅い日の夜食セット”(ヨーグルト・豆腐・卵・バナナ)を常備
7. 併用の相性(食事以外の組み合わせ)
- 光:夜は電球色×暗め、スマホは夜間モード(→ 光リセット)。
- 入浴:40℃×10〜15分を就寝90分前に(→ 温泉×睡眠)。
- 昼寝:20分以内のパワーナップ(夕方以降は避ける。→20分のパワーナップ(お昼寝))。
8. 注意点(必ず読んでください)
- 糖尿病・消化器の病気・妊娠中の方は、医師・管理栄養士の指示を最優先してください。
- 食物アレルギーがある場合は、食材を適切に置き換えてください。
- アルコールと睡眠薬の併用はNGです。
- 極端な食事制限や無理な絶食は逆効果。空腹で眠れない時は、消化のよい夜食を少量にしましょう。
9. よくある質問(Q&A)
Q1. 夕食がどうしても遅くなります。何時までならOK?
A. できれば就寝2時間前を確保。むずかしい日は夜食200kcal前後で消化のよいものにとどめ、翌日の朝・昼で調整しましょう。
Q2. 炭水化物は抜くべき?
A. 完全に抜く必要はありません。 少量のごはん・おかゆ・全粒パンは、夜中の空腹や血糖の急降下を防ぐ助けになります。
Q3. お酒は寝つきに効きますか?
A. 寝つきは一時的に早くなる一方、睡眠が浅くなり夜中に目が覚めやすくなります。控える/早めに終えるが基本です。
10. 参考文献/免責
参考文献
- American Academy of Sleep Medicine(AASM):Healthy Sleep Habits(就寝前の食事・アルコール・カフェイン)
https://sleepeducation.org/ - National Sleep Foundation:Eating and Sleep(夕食のタイミングと睡眠)
https://www.thensf.org/ - CDC:Caffeine and Sleep(カフェインの影響)
https://www.cdc.gov/sleep/ - 日本睡眠学会:睡眠と生活習慣(一般向け解説)
https://www.jssr.jp/
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免責事項:本記事は一般的な情報をやさしく整理したものです。体調・持病・薬の影響で最適な方法は人によって異なります。体調不良や強い胃もたれ・胸やけが続く場合は医療機関へご相談ください。外部リンクの正確性・最新性は各サイトの更新に準じます。