※本記事には外部リンクや製品紹介(#PRを含む場合あり)が含まれることがあります。中立の立場で作成しています。利用・購入はご自身の判断でお願いします。
「ベッドに入っても目がさえる」「スマホの直後に眠れない」。よくある原因は光の強さと神経の高ぶりです。解決の近道は、スマホを置いてからの20分を毎晩同じ手順に固定すること。本記事は、光を弱める → 体をゆるめる → 呼吸を整えるの順で、誰でも今日から始められる就寝前ルーティン(保存版)をまとめました。
夜の光環境を全体から見直すなら → 就寝前の“光リセット” / スマホ画面の見やすさ調整は → スマホ老眼を軽くする設定10選
目次
1. 結論(まずここだけ)
- 光:スマホを置いたら部屋は電球色で暗めに。画面は夜間モード+明るさ50%以下。枕元は間接照明にします。
- 体:肩・首・目元をゆっくり1分ずつほぐす。入眠を助けるため足先は温め過ぎない(深部体温を少し下げるため)。
- 呼吸:4-7-8呼吸(4秒吸う→7秒止める→8秒吐く)を1〜3セット。ピンクノイズや環境音は小さめで流す。
- NG行動:SNS/ニュース閲覧/仕事チャット、白く明るい照明、ベッドで長時間の読書、寝酒、就寝直前の激しい運動。
- 暗い・静か・やや涼しい・考え事は紙に出す。
目安:スマホ終了 → 20分ルーティン → 就寝。途中で思い出した用事はメモに1行だけ書いて終わりにします。
2. 就寝前20分の基礎と実践(概要・効果・手順・相性)
2-1) 概要(“20分ルール”とは)
- 目的:高ぶった状態(オン)から落ち着いた状態(オフ)へなだらかに切り替える準備時間をつくること。
- 構成:①光を落とす → ②体をゆるめる → ③呼吸で整える。同じ順番を毎晩くり返すと、体が「そろそろ寝る」と学習します。
- 環境:室温18〜22℃、湿度40〜60%。高照度の直視は避け、音は小さく一定に保ちます。
2-2) 期待できること(どんな変化がある?)
- 寝つき時間が短くなりやすい(入眠潜時↓)。
- 夜中の目覚めが減りやすい(中途覚醒↓)。
- 翌朝のだるさが軽くなり、集中・気分が安定しやすい。
ポイント:“毎晩ほぼ同じ”は、最強の睡眠ルーティンです。
2-3) 光や音に敏感な人へ(低刺激で整える)
- 明るさ:iPhoneはホワイトポイントを下げる、Androidはエクストラディム。照明は電球色の間接照明に限定。
- 画面:ダークモード/スマート反転で白面積を減らし、通知は一括で消音。
- 肌ざわり:パジャマは綿やテンセル等のやわらか素材、ゴムはゆるめに。チクチクする化繊は避けます。
2-4) 使い方の目安(20分テンプレ)
就寝前20分テンプレ(保存版)
- 分0:スマホを別の部屋/机へ。夜間モード+おやすみモードに。照明は電球色で暗め、室温を整える。
- 分1〜3:肩・首・あごをゆっくり回す。目元は温/冷パックを30〜60秒ずつ(気持ちよい方でOK)。
- 分4〜6:ふくらはぎ〜足首をゆっくりストレッチ。呼吸は鼻から吸って口から吐く。
- 分7〜10:4-7-8呼吸を1〜3セット(4-4-6でもOK)。
- 分11〜15:考え事の棚卸し(メモに1行ずつ)。書いたらノートを閉じる。
- 分16〜20:さらに照明を落とす。雨音/ピンクノイズを小さめで流し、ベッドへ。
始め方:まずは1週間、同じ時刻・同じ順番で。合わない工程は削る/短縮するで継続しやすくなります。
2-5) 相性のよい習慣/避けたい組み合わせ
- 相性◎:
- 朝の自然光&朝散歩(体内時計の土台づくり)
- 日中の短い昼寝(〜20分)(※夕方以降は避ける)
- ぬるめ入浴(40℃×10〜15分)を就寝90分前に
- カフェイン“90分ルール”(朝は起床90分後に開始/夜は就寝6時間前に終了)
- 避けたい:
- 寝酒、辛い夜食、高照度の白色照明
- 就寝直前の激しい運動や筋トレ
内部リンク:就寝前の“光リセット” / スマホ設定10選
3. 注意点・Q&A・参考
注意点(必ず読んでください)
- 眠れない日が長く続く、または日中に強い眠気が続く場合は、医療機関に相談してください。
- 持病・妊娠中・授乳中の方は、入浴・ストレッチ・温冷刺激の可否や強度を医師に確認し、無理はしないでください。
- 安全面:夜間の移動には足元ライトを。アロマの火気や濡れタオルの落下にも注意しましょう。
よくある質問(Q&A)
Q1. ベッドでの読書はダメ?
A. 短時間の紙の本はOKです。暗めの電球色スタンドで文字大きめに。漫画アプリやニュースアプリは興奮しやすいため避けましょう。
Q2. どうしてもスマホを見てしまいます。
A. 充電ケーブルを別室へ移し、おやすみモードを毎日同じ時刻で自動ONに。目覚ましは置き時計を使い、スマホは手の届かない場所へ。
Q3. 呼吸法が合いません。
A. 4-4-6でもOK。ボディスキャン(つま先→頭へゆっくり注意を移す)も有効です。秒数は短くして問題ありません。
参考文献/免責
参考文献
- American Academy of Sleep Medicine(AASM):Sleep Hygiene / Healthy Sleep Habits
https://sleepeducation.org/ - National Sleep Foundation:Bedroom Environment / Relaxation Techniques
https://www.thensf.org/ - CDC:Sleep and Sleep Disorders
https://www.cdc.gov/sleep/index.html - MedlinePlus(NIH):Insomnia and Relaxation Techniques
https://medlineplus.gov/
※外部サイトの内容や最新性は各サイトでご確認ください。
免責事項:本記事は一般的な情報をやさしくまとめたものです。医療や診断の代わりではありません。体調や持病、妊娠・授乳中の方は、実施の可否や強度を主治医にご確認ください。実践はご自身の判断と責任で行ってください。