※本記事には外部リンクや製品紹介(#PRを含む場合あり)が含まれます。中立の立場で作成しています。利用・購入はご自身の判断でお願いします。
秋は日差しが和らいだように感じますが、シミやくすみの原因になるUVAは大きく減りません。曇りや室内の窓際にも届きます。さらに近年は、可視光(とくに青色光=HEV)が色むら・くすみに関与する報告も増えています。本記事は、10〜11月の光環境の実態と今日からできる対策を、2025年の知見も交えてわかりやすく整理します。
目次
1. 結論(まずここだけ)
- 秋もUV対策は継続:10月はUVインデックス5前後(中)、11月でも3前後(弱〜中)の日あり。屋外が長い日はSPF30以上/PA+++以上を基本に、2時間ごとに塗り直しましょう。
- UVAは通年で安定:雲・ガラスを通過しやすいので、曇天・室内の窓際でも注意。窓近くで長時間作業する日は対策を続けます。
- くすみには“色つき”が有利:酸化鉄入りの色つきUVやファンデは、可視光(青色光)の影響も減らしやすいのが2025年の定石。
- 乾燥期はレイヤリング:セラミド保湿→日焼け止め→色補正を薄く重ねると崩れにくく、バリア機能も守れます。
2. 基礎とベネフィット(光の種類/対策で得られること)
2-1) 光の種類をおさらい
- UVA:地上到達UVの約95%。一年中ほぼ一定で、雲・ガラスも通る。シミ・しわ・たるみ(光老化)に強く関与。
- UVB:季節差が大きく、夏に強く冬に弱い。赤く焼ける(日焼け)の主因。
- 可視光(HEV=青色光):色素沈着・くすみに関与する報告あり。”色つき”でカバーしやすい。

まとめ:秋はUVBは下がる一方、UVA+一部の可視光は残るため、くすみ・色むら対策の継続がカギ。
2-2) 対策で期待できること
- シミ・くすみの進行抑制(UVAと可視光の曝露を減らす)。
- 乾燥ぐすみの予防(保湿→UV→色補正の薄膜レイヤー)。
- 将来の光老化リスク低下(UVA対策を通年化)。
3. 実践ガイド(選び方・使い方・相性・注意・Q&A)
3-1) 敏感肌でも続けやすい選び方
- 処方:無香料・低アルコールを優先。吸収剤でしみるなら散乱剤(ノンケミ)中心を検討。
- 指標:PA(UVA)重視でPA+++以上を基本に。可視光が気になる肌は酸化鉄入り“色つき”が◎。
- 保湿:セラミド・グリセリン・スクワランなどを配合したタイプは秋向き。粉ふきを防ぎやすい。
3-2) 使い方(量・頻度・始め方)
- 量:顔全体で指2本分(約1g)。首・耳・うなじも忘れずに。
- 塗り直し:屋外は2時間ごと。汗・摩擦の後もこまめに重ねる。屋内中心でも窓際で長時間なら昼に一度。
- 試し方:新製品は腕の内側に24〜48時間のパッチテスト。赤み・かゆみが続けば中止。
3-3) 併用の相性(朝と夜で分ける)
- 朝に相性◎:ビタミンC誘導体/ナイアシンアミド(くすみ・色むらケア)。
- 夜・別日推奨:レチノール・AHA/BHAなど刺激が出やすいケアは夜にまとめ、日中はUV最優先。
- メイク重ね:下地は点置き→やさしくプレス。色つきUV+フェイスパウダーの薄膜仕上げは崩れにくい。
3-4) 注意点(必ず読んでください)
- 曇りでもUVA対策は必要。窓ガラス越しの作業や運転でも、ほお・こめかみ・手の甲は焼けます。
- 目の保護:UVカットサングラス/つば広帽子/日傘は有効。ドライアイ傾向なら保湿点眼も検討。
- 肌トラブル:赤み・かゆみ・ヒリつきが続く場合は使用中止→皮膚科受診。持病・妊娠/授乳中は医師に相談。
3-5) よくある質問(Q&A)
Q1. 屋内勤務でも日焼け止めは必要?
A. 窓際・南向きで長時間ならPA重視+昼に一度塗り直しが安心。窓から離れていれば朝のみで足りる場合も。
Q2. 秋はSPF50が必須?
A. 屋外で1時間以上ならSPF50が無難。短時間の外出中心ならSPF30でOK。塗布量と塗り直しの徹底が最重要です。
Q3. 可視光(ブルーライト)対策は本当に必要?
A. 色素沈着が気になる肌では、酸化鉄入り“色つき”UVやファンデが有用という報告が増えています。
3-6) まとめ(チェックリスト)
- 10月:UVIは中程度/11月:弱〜中。でもUVAは通年。
- 屋外:SPF30〜50+PA+++以上、2時間ごとに塗り直し。
- くすみ対策には“色つき”ベースを活用。
- 保湿→UV→色補正は薄くレイヤーで崩れにくく。
- 窓際・車内・曇天でもほお・こめかみ・手の甲をガード。
3-7) 参考文献/免責
参考文献
- 気象庁:UVインデックス(予報・推定・クリアスカイ)
https://www.data.jma.go.jp/env/uvindex/en/ - 気象庁:オゾン層と紫外線(観測と解説)
https://www.data.jma.go.jp/env/ozonehp/en/diag_o3uv_e.html - Skin Cancer Foundation:UV Radiation & Your Skin(UVAの性質)
https://www.skincancer.org/risk-factors/uv-radiation/ - American Academy of Dermatology:How to apply sunscreen(塗り方・量・塗り直し)
https://www.aad.org/public/everyday-care/sun-protection/shade-clothing-sunscreen/how-to-apply-sunscreen - Photodermatology, Photoimmunology & Photomedicine(2025):Tinted sunscreens and visible light(可視光対策の総説)
https://onlinelibrary.wiley.com/doi/10.1111/phpp.70033 - Frontiers in Pharmacology(2025):HEV/可視光による色素沈着と予防の最新レビュー
https://www.frontiersin.org/articles/10.3389/fphar.2025.1651068/full
※外部サイトの内容・更新状況は各サイトでご確認ください。
免責事項:本記事は一般的な情報をわかりやすく整理したものです。医療や診断の代わりではありません。肌トラブルのある方、治療中の方、妊娠・授乳中の方は医師・薬剤師へご相談ください。外部リンクの最新性は各サイトの更新に準じます。