Last Updated on 2025年10月7日 by 薫(かおる)
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夜の明かりは、入眠のしやすさに直結します。合言葉は 「弱く・あたたかく・近づけない」 の3つ。ここでは、すぐできる スマホの設定(iPhone/Android)と、部屋の照明・カーテンの整え方を、負担の少ない順番で解説します。
旅先でぐっすり眠る|睡眠ツーリズム・まとめ
ホテル選び・温泉の入り方・時差ボケ対策まで、旅先で眠るコツを1ページにまとめました。
目次
1. 結論(ここだけ読めばOK)
- スマホ:寝る前1時間は 夜間モード+明るさ50%以下。まだ明るいと感じる場合は ホワイトポイントを下げる(iPhone)/エクストラディム(Android) でさらに抑えます。
- 室内灯:電球色(2700〜3000K)×間接光が基本。天井の直射は避け、手元は小さなスタンドにします。
- カーテン:遮光+すき間ふさぎ(タオルやクリップ)。朝は少し開けて自然光を取り入れると起きやすくなります。
- 見る距離:画面は顔から40cm以上。明るい画面を連続で見続けない(約5分ごとにまばたき+視線外し)。
迷ったらこの3語:弱く・あたたかく・近づけない。
2. スマホ設定の手順(iPhone/Android)
2-1) 基本の3点(読みやすさ・夜間モード・明るさ)
- 文字を大きく・太く:近づかなくても読める状態にします。
iPhone:設定 → アクセシビリティ → 表示とテキストサイズ → さらに大きな文字/太字
Android:設定 → アクセシビリティ → フォントサイズ/太字テキスト - 夜間モード:画面をあたたかい色に自動切替。
iPhone:設定 → 画面表示と明るさ → Night Shift(日没〜起床)
Android:設定 → ディスプレイ → 夜間モード/ナイトライト(日没〜日の出) - 明るさの上限:就寝前は50%以下を目安に。
iPhone:設定 → アクセシビリティ → 表示とテキストサイズ → ホワイトポイントを下げる(30〜60%)
Android:設定 → ディスプレイ → エクストラディム(名称は機種で異なります)
2-2) まぶしさ・チラつきをさらに減らす
- ダークモード:背景を暗くして眩しさを低減。
iPhone:設定 → 画面表示と明るさ → ダーク
Android:設定 → ディスプレイ → ダークテーマ - コントラストUP・半透明を減らす:文字の輪郭をはっきりさせます。
iPhone:設定 → アクセシビリティ → 表示とテキストサイズ → コントラストを上げる/透明度を下げる
Android:設定 → アクセシビリティ → 高コントラストテキスト - 色の反転(必要時のみ):ダーク非対応アプリのときに使用。
iPhone:同メニュー → スマート反転
Android:設定 → アクセシビリティ → 色反転
2-3) ワンタップ起動(ショートカット)
- iPhone:設定 → アクセシビリティ → ショートカットで「スマート反転/拡大/ホワイトポイント↓」を選択 → サイドボタン3回。
- Android:設定 → アクセシビリティ → アクセシビリティボタンをON → クイック設定に夜間モード/ダークテーマ/拡大を追加。
メモ:機種やOSで項目名が異なることがあります。安全な場所で、画面を見すぎないように設定しましょう。
3. 部屋の光&カーテンのコツ(朝の光の取り入れ方)
3-1) 照明は“点の灯り”+“低い色温度”
- 電球色(2700〜3000K)に設定。リビングは間接光、寝室はスタンドライト中心にします。
- 直射を避ける:天井の白色LEDは消すか調光し、壁や天井で反射させた柔らかい光に。
- 読書灯:シェード付きで光源が目に入らないものを。明るさは必要最低限で十分です。
3-2) カーテンは“遮光+すき間ゼロ”
- 遮光カーテンを基本に、上・左右のすき間はタオルやクリップでふさぎます。ドアの下のすき間もタオルでOK。
- 外灯や看板の光が強い場合はアイマスクを併用すると確実です。
3-3) 朝は“自然光で起きる”
- 寝る前にカーテンを少しだけ開け、起床時刻に朝の光が入るようにしておきます。自然な覚醒で二度寝が減ります。
- 遮光が強すぎる部屋では、タイマー付き照明や目覚め用ライトで代用可能です。
3-4) まとめチェック
- スマホは夜間モード+明るさ50%以下にしたか?
- ダークモードとホワイトポイント↓/エクストラディムはONか?
- 室内灯は電球色×間接光になっているか?
- カーテンのすき間ふさぎは完了したか? 朝の光の導線は作ったか?
よくある質問(Q&A)
Q1. ブルーライトカット眼鏡は必要ですか?
A. 体感が良ければ使って問題ありません。ただし優先は明るさを下げる/夜間モード/距離を取るです。色確認の作業がある日は外しましょう。
Q2. 家族が明るい部屋でテレビを見るので、眠れません。
A. 間接照明に切り替える/テレビの明るさを下げる/座る位置をずらすで暴露を減らせます。寝る30〜60分前に寝室へ移動し、電球色の手元灯だけにすると楽です。
Q3. 夜勤などで生活時間がずれています。どうすればいい?
A. 寝る前の1時間は毎回同じルール(弱く・あたたかく・近づけない)で固定。起床後は朝の光を浴び、毎回同じ時間帯に食事を取ると体内時計が安定します。
参考文献/免責
参考文献
- American Academy of Sleep Medicine(AASM):Sleep Hygiene / Healthy Sleep Habits
https://sleepeducation.org/ - National Sleep Foundation:Light and Sleep(環境光と睡眠)
https://www.thensf.org/ - American Academy of Ophthalmology(AAO):Digital Devices and Your Eyes
https://www.aao.org/eye-health/tips-prevention/digital-devices-your-eyes - 厚生労働省『情報機器作業における労働衛生管理のためのガイドライン』(作業環境・明るさ・休憩)
https://www.mhlw.go.jp/content/000580827.pdf
※外部サイトの内容・最新性は各公式サイトでご確認ください。
免責事項:本記事は一般的な情報をわかりやすくまとめたものです。医療行為や個別の診断の代わりではありません。目の不調や睡眠の問題がある場合は、医療機関にご相談ください。設定の変更は安全な場所で行ってください。外部リンクの内容・最新性は各サイトの更新に準じます。